「火力発電」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Fujiokam (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
13行目:
*[[石油]]
*[[天然ガス]]
日本国内では、[[1970年代]]前半には石油による発電が大半を占めていたが、[[オイルショック]]以降、他の燃料への代替が進み、石炭や天然ガスによる発電量が増加した。さらに、90年代後半の電力自由化によって価格の安い石炭にシフトする傾向がある。[[2004年]]度では、火力発電の内訳は石炭と天然ガスがそれぞれ40%強、石油は15%弱となっている。近年の原油高によって[[温室効果ガス]]の排出量が最も多い石炭への依存度は高い状態であり、[[地球温暖化]]対策の足かせになっているという懸念もある。
 
その一方で、原子力発電や自然エネルギーに比べて出力調整が容易であるため、安価に大規模な蓄電を行えない現段階では昼夜間の電力需給調整に欠かせない存在である。現在、日本における発電電力量の約70%を火力発電が担っている<ref>EDMC エネルギー・経済統計要覧(2010年版)</ref>。
20行目:
 
==長所と短所==
;===長所===
*発電効率が他の発電方法と比べて高い。
*負荷変動への追随が速い(需要に応じた出力調整が容易である
*水力発電などの自然エネルギーに比べ、施設自体の環境負荷は低い。
;短所
*万一、事故を起こしても、被害は局所的なものにとどまる。
*海水温の上昇を引き起こす。
 
*[[二酸化炭素|CO<sub>2</sub>]]、[[窒素酸化物|NO<sub>x</sub>]]等を多量に排出する。
;===短所===
*[[二酸化炭素|CO<sub>2</sub>]]燃料の種類によっては[[窒素酸化物|NO<sub>x</sub>]]・[[硫黄酸化物|SO<sub>x</sub>]]等を多量に排出する。
*稼動にあたり、大量の化石燃料を必要とする。
 
36 ⟶ 38行目:
;[[コンバインドサイクル発電]]
:内燃力発電の排熱で汽力発電も行う、複合的な火力発電。[[熱効率]]が高く、始動性も良い。
;[[MHD発電]]
:高温の[[プラズマ]]を発生させ、[[ファラデーの法則]]を利用して発電する。次世代の技術として開発が進められている。
;[[燃料電池]]発電
:[[電気化学]]反応を利用する。大型化や追随性の問題があり汽力発電に取って代わることはないだろうが、小型の発電には導入されつつある。
 
== 脚注 ==
53 ⟶ 59行目:
[[Category:大気汚染]]
{{tech-stub}}
{{Env-stub}}
 
[[de:Kohlekraftwerk]]