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宅銅鑼 (会話 | 投稿記録)
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{{言語学}}
 
'''語用論'''(ごようろん,Pragmatics, '''運用論'''ともいう)とは、[[理論言語学]]の一分野で、[[言語]][[表現]]とそれを用いる使用者や[[文脈]]との関係を[[研究]]する分野である。
 
[[自然言語]]は一般に、発話された場面によって指示対象が変わる「あなた」「ここ」「明日」などの[[直示]]表現(ダイクシス)をもつ。また、例えば「すみません、今何時か分かりますか?」という発話は、形式の上ではyes/no疑問文であるが、意図されている内容は明らかに時刻を教えてほしいという依頼である。これらの現象が語用論の研究対象となる。
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==語用論の関連分野==
一部の[[形式意味論]]では[[]]を越えた現象を扱うこともあり、[[意味論]]と語用論の境界はそれほど明確ではない。また、[[認知言語学]]の立場では、文脈を離れた言語の命題的意味を切り離すことはできないと考えることが多い。また、表現の背後にある意図を読み取ることは、[[コンピュータ]]による[[自然言語処理|自然言語理解]]にとっても究極的な課題の一つである。
 
==関連項目==