「エクスカリバー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
9行目:
 
==カリブルヌス(カリバーン)からエクスカリバーへ==
[[12世紀]]の[[ジェフリー・オブ・モンマス]]は[[ラテン語]]の[[偽史]]『[[ブリタニア列王史]]』において、アーサーの剣を'''カリブルヌス'''(Caliburnus)とした<ref>ジェフリー・オブ・モンマス『ブリタニア列王史』第9巻147章など</ref>。これは中世[[ラテン語]]で鋼を意味するcalibs(古典ラテン語ではchalybs)の影響を受けていると言われる。モンマスによると、この剣は[[アヴァロン]]で鍛えられたもので、アルトゥルス(アーサー)はこの剣を手に[[サクソン人]]の軍勢470人を打ち倒したという。
 
アーサー王伝説が[[アングロ=ノルマン語|アングロ=ノルマン]]の[[詩人]][[ウァース]]の『[[ブリュ物語]]』を経由して[[フランス]]の[[吟遊詩人]]に取り入れられた際、[[ラテン語]]のカリブルヌスは格語尾のusが落ち、起源不明のesやexが加わって[[古仏語]]のエスカリボール(Escalibor)、エクスカリボール(Excalibor)などに変化した。これらがのちに[[英語]]に入り最終的に'''エクスカリバー'''(Excalibur)となった。