「単純疱疹」の版間の差分

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== 原因 ==
単純ヘルペスウイルスが原因。風邪やストレスや心労、老齢、抗がん剤治療・日光等の刺激によって、ウイルスが増殖して症状を繰り返す。ウイルス自体は弱いため、感染による症状が起こっても免疫による排除が行えないため繰り返すとされる。成人の約7割がこのウイルスに感染している。
 
== 一般的な症状 ==
[[Imageファイル:Herpes labialis.jpg|200px|right|thumb|口唇ヘルペスに罹った下唇]]
口の周囲や陰部の周囲に水ぶくれや発疹が出現し、それに違和感やぴりぴりした潰瘍ができ痛みを感じることもある。年に何度も繰り返す人もいる。腕に出る場合もある。
口唇ヘルペスは風邪をひいたあとなど免疫力が落ちた時にできやすく、俗に「風邪の華」「熱の華」と呼ばれる。英語ではCold soreと言う。
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===== 市販の口唇ヘルペス再発治療薬 =====
<div style="float:left; widthvertical-align:50% top; margin-right: 1em; white-space: nowrap;">
* [[アクチビア]](グラクソ・スミスクライン)
* アラセナS(佐藤製薬)
</div><div style="float:left; widthvertical-align:50% top; white-space: nowrap;">
* ヘルペシア(大正製薬)
</div><br style="clear: both;" />
 
==予防==
単純疱疹による口唇ヘルペスや陰部ヘルペスにはあらかじめアシクロビルやビダラビンやバラシクロビルやファムシクロビルという[[抗ウイルス薬]]を原則一年間毎日定期内服する方法がある。これを'''再発抑制療法'''という。(日本では再発抑制療法は性器ヘルペスに保険適応されている。)
海外では2002年米国で英国系製薬会社による女性対象に単純ヘルペスワクチン候補薬の治験が実施される。現在も米国及び英国で単純ヘルペスワクチン及び局所感染予防薬や完治薬の研究開発中である。
 
日本国内では、東京大学や大阪大学において単純ヘルペス感染の仕組みなどの解明や完治にむけた新たな治療法や感染予防法の開発研究が行われている。最近の研究成果では東京大学で薬剤ML-7ML-7によりマウスで単純ヘルペス感染予防の実験に成功している。
 
== 関連項目 ==
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* [[ヘルペスウイルス科]]
 
{{DEFAULTSORTデフォルトソート:たんしゆんほうしん}}
[[Category:感染症]]
[[Category:皮膚疾患]]