「パナマ・ビエホとパナマ歴史地区」の版間の差分

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==== コンパニア・デ・ヘスース修道院(スペイン語 Compañía de Jesús) ====
[[ファイル:Compañía de Jesús.JPG|left|150px|thumb|コンパニア・デ・ヘスース修道院 教会部分]]
16世紀後半から17世紀初頭にかけて建設された敷地東西85m、南北55mの[[イエズス会]]の修道院。大聖堂から西に向かう大通りの北側に位置し、西側では女子修道院と路地を挟んで接している。建物群は東側に集中している。通りに面した教会施設の北側に中庭を配し、周囲にその他の建物群(内庭回廊)が配置されている。また現存する建物の壁が比較的高いことから2階建てだったと考えられる。礼拝施設は全部で3ヶ所あったことが文献で確認されているが、現在では教会建物の大祭壇正面の壁のみが明確に残っている。この壁上部には丸窓が2ヶ所残っており、[[ステンドグラス]]がはめ込まれていたものと推定されている。教会東側の正面出入り口について、2003年にJICA青年海外協力隊員による発掘調査が実施され、20世紀の整地(盛り土)の下から当時のレンガ敷きの床面が確認されている。
 
地元中学生の研修場所として活用が検討されている教会北東側の部屋(内庭回廊の一部)を2007年1月から全面発掘調査が行われた。当時のレンガ敷きの床面や下層から検出された修道院建設以前のプレ・イスパニコ文化の貴重な遺跡が発見されている。