「植木鉢」の版間の差分

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盆栽では、室内では多くの場合入念に装飾が施された[[紫檀]]などの唐木で作られた台を設置し、その上に置くことが多い。台は多く植木鉢の形に合わせたものが用いられる。
 
[[古典園芸植物]]では、いくつかの方法がある。古典菊では、屋外に「[[花壇]]」と呼ばれる横長の長方形の展示場を設営する。三方をよしずで囲い、屋根を設け、背景には[[障子]]を配することもある。植木鉢は三列から五列に並べ、地面を掘るか土を盛り上げて埋め込み、地面から植物が生えているように見せることもある。[[肥後花菖蒲]][[肥後朝顔]]では室内に[[毛氈]]を敷き、一列に鉢を並べ、背後には[[屏風]]を立てる。オモト等では、一鉢ずつ木製の台に載せることが多い。サクラソウでは、屋外に「花壇」と呼ばれる屋根付き展示台を作る。菊花壇に類似するが五段の棚を持ち、33鉢から36鉢を陳列する。
 
イギリスの[[オーリキュラ]]など[[フローリスツ・フラワー]]でも、18世紀から展示台に多数の鉢植えを陳列した。これを[[舞台]]に見立てて、「シアター」または「ステージ」と呼び、豪華な装飾を施し、実際の[[劇場]]のようにオペラカーテンを備えたり、ランプを備え付けて照明するものもあり、背景には風景画を描いたり、[[鏡]]を貼って後ろ側も見えるようにしたり、黒の[[ヴェルヴット]]で覆い花を浮き立たせたりするなどの試みが行なわれた。