「ジロ・デ・イタリア 2011」の版間の差分

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== プレビュー ==
=== コース ===
今年はイタリア統一150周年を記念し、グランデパールを当時の首都トリノが務めることとなった。そこから半時計回りでイタリアを1周。そしてゴール地は2008年以来3年ぶりの現首都ミラノが引き受ける。同時に初日のチームタイムトライアルも2009年以来2年ぶりの登場。
 
第5ステージにいきなりの白い道こと未舗装山岳、クローチェ・ディ・フィギーネが登場。昨年の第7ステージ同様に泥んこレースになる可能性もある。今大会では第20ステージにもう一度白い道、フィネストレが登場。標高2178m、登坂距離18.5km、合計45カ所のスイッチバック、そして頂上手前の7.9kmが未舗装という信じられないプロファイルが総合争いを一撃で塗り替えに来る。
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前半戦の山場となるのは第7ステージ、モンテヴェルジネ・ディ・メルコリアーノへの頂上ゴールがが一つ、そしてもう一つは第9ステージの[[エトナ火山]]。今でも活火山として時折噴火するこの山を1631mまで上り、いったん駆け下りてから1904mまで駆け上がるというハードなレイアウト。一番低いところからの獲得標高は1770m、登坂距離は36.7kmと総合争いを一気に絞り込む1日となる。
 
後半のクライマックスは第13ステージからの9日間。この間に全体で7つもある山頂フィニッシュのうち5つが詰め込まれる。[[オーストリア]]のグロースグロックナーを皮切りに第14ステージは昨年も登場、地獄の釜として知られる[[モンテ・ゾンラン]]がゴール。これだけに終わらず第15ステージではチマ・コッピとなる[[ジャウ峠]]を通過後2000m級の山をもう一つ越えガルデッチャ/ヴァル・ディ・ファッサにゴール。休息日明けの第16ステージは[[ネヴェガル山]]への山岳個人TTと怒濤の山頂ゴールラッシュ。最大傾斜14%、距離12.67kmと昨年の[[プラン・デ・コローネス]]よりは有情とはいえ、3つの山頂ゴールで痛めつけられた足が1日でどれだけ回復するかにより総合戦線を大きく左右する日となる。
 
この後の最終決戦日への移動もツールほど穏やかではなく、2日とも峠を越えるハードな日程、そして第19ステージでは6つめの山頂フィニッシュ、1358mのマクニャーガがさらなるダメージを与え、第20ステージでは前出のクローチェ・ディ・フィギーネを超えてからセストリエーレへの山頂フィニッシュと、[[J SPORTS cycle road race]]のライターに「クレイジー」や「サディスティック」と書かせるほどの極限のレイアウトが取られている。
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また、直前のマントヴァ・ドーピングと呼ばれる大規模ドーピング騒動にて[[アレッサンドロ・バッラン]](BMC・レーシング)、[[マルツィオ・ブルセギン]](モビスターチーム)などが出場を自粛した。
 
== 日程 ==
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