「スズキ・GT380」の版間の差分

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エンジンは当時のライバル車だった[[川崎重工業|カワサキ]]の[[カワサキ・マッハ|マッハ]]、[[カワサキ・KH|KHシリーズ]]と違い低回転域のトルクも太く、2ストロークらしからぬスムーズな特性で、このためか[[自動車教習所]]にも教習車として導入された。[[オイルショック]]により、後継機種([[スズキ・GS400E|GS400]])は[[4ストローク機関|4ストローク]]化されるが、長く人気を保った車種である。[[2006年]]現在でも[[暴走族]]の改造車種として人気が高いことから、程度の善し悪しを問わず高値で取引されている。また一連のGTシリーズとして他に[[GT750]]、550、250、185、125、100が存在した。
==変遷==
===前期型===
*GT380 {便宜的にB0} フレームNo.GT380-10001~
:価格:24万5000円
:発売時期:1971年12月
:色:赤、青、緑
:GT各シリーズは「大いなる余裕」が開発テーマ。スズキの空冷2スト3気筒は67年の軽乗用車[[フロンテ]]でノウハウを得ており、走る電気モーターと呼ばれるほどのスムーズさを誇った。ゼロヨンの実測14~15秒台、168~176km/hをマーク。
 
*GT380(B) {便宜的にB1} フレームNo.GT380B-10001~
:価格:26万円
:発売時期:1972年4月
:色:赤、青、緑
:ドラムでは50km/hまでは効くものの80km/h以上では制動力の不足がみられたため、新たにGT380BことGT380ディスクが追加された。車重は183kgと変わらず、15L入りタンク等も同じで、フロントまわりを一新。車体番号は10001から打刻される。
 
*GT380(B2)  {便宜的にB0}  フレームNONo.GT380GT380B-10001~12652~
:価格:26万円
 
:発売時期:1973年6月
価格:24万5000円
:色:銀、青、緑
発売時期:71年12月
:ライトを丸型に、タンクのラインを変更したB2。ウィンカーの取り付け幅を変更し、パッシングライトを新採用。3速の減速比も1.157から1.005とローギヤード化されている。また輸出用の車重は171kgと乾燥重量表記となっていた。初期エンジンの最終型。
色:赤、青、緑
 
GT各シリーズは「大いなる余裕」が開発テーマ。スズキの空冷2スト3気筒は67年の軽乗用車[[フロンテ]]でノウハウを得ており、走る電気モーターと呼ばれるほどのスムーズさを誇った。ゼロヨンの実測14~15秒台、168~176km/hをマーク。
 
 
GT380(B) {便宜的にB1} フレームNO.GT380B-10001~
 
価格:26万円
発売時期:72年4月
色:赤、青、緑
 
ドラムでは50km/hまでは効くものの80km/h以上では制動力の不足がみられたため、新たにGT380BことGT380ディスクが追加された。車重は183kgと変わらず、15ℓ入りタンク等も同じで、フロントまわりを一新。車体番号は10001から打刻される。
 
 
GT380(B2)    
 
フレームNO.GT380B-12652~
 
価格:26万円
発売時期:73年6月
色:銀、青、緑
 
ライトを丸型に、タンクのラインを変更したB2。ウィンカーの取り付け幅を変更し、パッシングライトを新採用。3速の減速比も1.157から1.005とローギヤード化されている。また輸出用の車重は171kgと乾燥重量表記となっていた。初期エンジンの最終型。
===後期型===
________________________________________________________________________________
*GT380(B3) フレームNo.GT380B-15057~
 
:価格:28万円
これ以降が後期型
:発売時期:1973年12月
 
:色:銀、茶、緑
 
:GTのラインナップが185と125まで拡大し、74年全車のデザイン統一が行われた。この時強制開閉式キャブに変更したほか、ギヤインジケーター、グラブバーなど使い勝手を向上させる大幅なマイナーチェンジを実施。フォークブーツも廃止、サイドカバーも変更。
 
GT380(B3)   
 
フレームNO.GT380B-15057~
 
価格:28万円
発売時期:73年12月
色:銀、茶、緑
 
GTのラインナップが185と125まで拡大し、74年全車のデザイン統一が行われた。この時強制開閉式キャブに変更したほか、ギヤインジケーター、グラブバーなど使い勝手を向上させる大幅なマイナーチェンジを実施。フォークブーツも廃止、サイドカバーも変更。
 
 
GT380(B4)
 
フレームNO.GT380B-17182~
 
価格:30万円
発売時期:74年8月
色:赤、緑
 
ライバルに400ccが増えたための対策にスポーティなレッドカラーにゴールドストライプを与えられたB4。タンクロゴを変更したほか、リヤショックの上部カバーも短いものになった。リヤフラッシャーのリフレクターも法規改正で赤色となる。
 
 
GT380(B5)
 
フレームNO.GT380B-20610~
 
価格:30万円
発売時期:76年1月
色:深緑、緑
 
ミドルクラスの正統派のキャッチフレーズで登場したのがB5。ドイツの[[黒い森]]にちなんだ渋めのフォレストグリーンメタリックが新たに加わった。フロントフェンダーブレースが1本になり、ハンドルグリップがソフトなものに。価格は据え置きだ。
 
GT380(B6)
 
フレームNO.GT380B-24831~(但し、B6,B7用P/Lには25034~とある)
 
価格:31万円
発売時期:77年2月
色:赤、緑
 
4サイクルの[[GS400]]がデビューしたが、アメリカでは55マイル=88km/h規制で最も快適と評価が高く輸出が続けられ、欧州でも高い評価を得た。国内ではメーター表示を200km/hから180km/hに。GSと共通のフラッシャー&テールランプ付きでイメージを一新。
 
*GT380(B4) フレームNo.GT380B-17182~
GT380(B7)
:価格:30万円
:発売時期:1974年8月
:色:赤、緑
:ライバルに400ccが増えたための対策にスポーティなレッドカラーにゴールドストライプを与えられたB4。タンクロゴを変更したほか、リヤショックの上部カバーも短いものになった。リヤフラッシャーのリフレクターも法規改正で赤色となる。
 
*GT380(B5) フレームNONo.GT380B-29653~20610~
:価格:30万円
:発売時期:1976年1月
:色:深緑、緑
:ミドルクラスの正統派のキャッチフレーズで登場したのがB5。ドイツの[[黒い森]]にちなんだ渋めのフォレストグリーンメタリックが新たに加わった。フロントフェンダーブレースが1本になり、ハンドルグリップがソフトなものに。価格は据え置きだ。
 
*GT380(B6) フレームNo.GT380B-24831~(但し、B6,B7用パーツリストには25034~とある)
価格:31万円
:価格:31万円
発売時期:78年4月
:発売時期:1977年2月
色:赤、緑
:色:赤、緑
:4サイクルの[[GS400]]がデビューしたが、アメリカでは55マイル=88km/h規制で最も快適と評価が高く輸出が続けられ、欧州でも高い評価を得た。国内ではメーター表示を200km/hから180km/hに。GSと共通のフラッシャー&テールランプ付きでイメージを一新。
 
*GT380(B7) フレームNO.GT380B-29653~
250のRG系ストライプになり、フロントフェンダーもGSのステーなしと、ますますパーツの共用化がすすんだB7。ヘッドランプボディがメッキ仕上げに変更されている。車体色はレッドとグリーン系が揃えられ、78年まで新車としてリリースされた。
:価格:31万円
:発売時期:78年4月
:色:赤、緑
:250のRG系ストライプになり、フロントフェンダーもGSのステーなしと、ますますパーツの共用化がすすんだB7。ヘッドランプボディがメッキ仕上げに変更されている。車体色はレッドとグリーン系が揃えられ、78年まで新車としてリリースされた。
 
==関連項目==