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'''鍾路''' (チョンノ、Jongro(Jongno,Chongno,Chongroとも書く)、<font lang="ko">종로</font>、は[[大韓民国|韓国]][[ソウル特別市]]、[[漢江]]の北に位置する繁華街である。西は光化門交差点から東は東大門市場に至るまで東西に直線に伸びる大通り・鍾路を挟んで発展しており、大通りの真下には日本の経済援助によって韓国で初めて建設された地下鉄であるソウル地下鉄１号線が走っている。鍾路近辺には[[明洞]]、[[仁寺洞]]、[[東大門市場]]などの観光地がある。また[[鐘閣]]、近代的な西洋的な要素を取り入れた公園として知られる[[タプコル（パゴダ）公園]]、世界文化遺産にも指定された[[宗廟]]などの史跡も存在し、観光地として人気がある。光化門（5号線）、鐘閣（1号線）、鍾路3街（１・３・５号線）、鍾路５街など鍾路の大通りに乗降客の多い地下鉄駅があるのと同時にバスの主要路線もソウル各地域から乗り入れていることもあり、市内各所からのアクセスもよい。現在復元工事が行われ０５年１０月１日に完成予定の[[清渓川]]、[[乙支路]]と平行しており、条里制の街並みを形成していることも特徴。▼

日本統治時代は現在の明洞付近の日本人居住地域と対照的に、朝鮮人居住地域の中心街として発展、現在の鍾路タワー(ミレニアムタワー)の位置に朝鮮人資本としては初めてとなる近代的デパート・和信(ファシン）百貨店や貴金属店などがあった。現代（ヒョンデ、ヒュンダイ）グループの始まりも鍾路にあった自動車整備工場が始まりである。このため、韓国ドラマや映画の舞台ともなることが多く、現在グループ創始者の鄭周永氏を描いたドラマ「英雄時代」などはその一例である。▼

[[江北]]と呼ばれる旧市街の中心地であり近年は再開発もさかんである。鐘閣の向かいに立地する近代的高層建築、鍾路タワー(ミレニアムタワー)（もともと経済危機前に三星グループが総合ショッピングセンター建設を目的に工事が始まったが、97年末におきた経済危機で頓挫、一時期、韓国国税庁が建物を間借りしていたこともある）や鍾路１街付近の清進洞の再開発などがその代表に挙げられる。しかし、昔ながらの飲み屋など韓国の風情がなくなるとの批判の声もあり、鍾路の再開発には疑問を呈する声も少なくない。▼