「太田哲也」の版間の差分

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Sakutaro (会話 | 投稿記録)
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=== 概要 ===
事故は[[1998年]][[5月3日]]、雨の全日本GT選手権第2戦中、富士スピードウェイで開催され起きた。天候は雨であっ全日本GT選手権第2戦。決勝レース開始時の[[フォーメーションラップ]]において、[[ペースカー]]が先導して隊列を整えスタートするローリングスタートの一周目で、先導する[[ペースカー]]が最終コーナーから突然加速し、通常より速い約160km/hで走行したため隊列が整わなくなった。路面状況が悪い為、二周周回させて路面をクリアにしようとしたものと思われる{{要出典}}。また太田選手が寄稿していた自動車雑誌「Tipo」誌が特集を組んで事故原因を究明した際、事故後にそれぞれのクラスの上位チームからデータ提供の協力を受け提供されたマシンのデータロガーに記録されたデータを検証したところ、最終コーナーから異常な加速をしていたという事実が判明している。その結果レース車両が巻き上げた水幕により視界は「ほとんどゼロ」(自身の証言)という最悪の状況で、後方を走行するGT300クラスのマシン数台がレースのスタートと誤認し加速した。その後、状況を把握した数台が減速したところへ加速してきた更に後方のマシンが衝突、数台を巻き込む多重事故となった。
 
その中で、太田の前方を走っていた[[砂子塾長|砂子智彦]]の[[ポルシェ]]が前方の車輌に追突し、パーツを撒き散らしながら進行方向左側、コース外のエスケープゾーンに放り出され、右を向いた姿勢で停止する。追突したポルシェはピットロード出口付近のガードレールに衝突して停止した。その直後、突然視界が開けた際に急減速して来た前方の車両への追突を避ける為に同ゾーンへ逃げた太田の車輌(TFCJ[[フェラーリ・F355|フェラーリF355]]GT)が衝突した。太田の証言では正面衝突を避ける為に、あえてスピンさせ、助士席側から衝突させ衝突のダメージを出来る限り回避させる行動を取ったという。スタート前のためガソリンが満載されていた太田の車輌は爆発・炎上、衝突の弾みによりコース脇のコンクリート壁に弾かれた後、スピンしながらホームストレートを跨ぎ、激しく炎上しながらピットロード出口から200m程先の地点で後ろ向きに停止した。爆発炎上の原因は、衝突の際にポルシェ、フェラーリ共々フロント側に設置されているガソリンタンクが押し潰され、噴出したガソリンが衝突時に生じた火花か何かに引火して爆発したものとみられている。