「ABC分析」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
WikitanvirBot (会話 | 投稿記録)
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: en:ABC analysis
m 表現変更
1行目:
{{otheruseslist|在庫分析手法の''' ABC分析 '''|Activity Based Costing|活動基準原価計算|}}
''' ABC分析 '''(えいびいしいぶんせき)とは「重点分析」とも呼ばれ[[在庫管理]]など資産の管理に使われる手法である。在庫の資産としての価値などの評価(重要度)別に段階的な管理手順を適用する。この手法は[[品質管理]]における[[パレート分析]]に類似している。
製造業などで何千何万とある原材料・製品を管理運用するうえで、管理工数的にも資産運用上もより効率的に管理するために原材料・仕掛り・製品をそれぞれの所要金額の大小でクラス分けする。 その際考慮するのは単価ではなく、単価x数量の金額である。言い換えると高額の物でも殆ど動きがないものより、低価格でも大量に動く材料のほうが重要度が高いということである。
この金額を大きいほうから並べていくと最初の10~20%の点数で所要金額の70~80%を占める、逆に金額の低いほうは点数こそ多いがその総金額が全体に占める割合は僅かである。
以下の表に一例を示す。
{| class="wikitable" style="text-align:center"
17行目:
|-
|}
クラスの分割には決まったしきい値は無いが概ね、このような合で分類される。 点数のすくないAクラスを分析管理することが対金額効果が高い。<br>
点数のすくないAクラスを分析管理することが対金額効果が高い。一例として調達業務にこのABCクラスを適用すると、Cクラスは管理工数のあまり掛からない定量・定点発注で発注量および定点在庫を1ヶ月分の所要数量とすれば70%の点数は月一度の発注のみとなり、また安全在庫も最低1ヶ月分あるのでほぼケアフリー、管理工数が大幅に削減される。それでも在庫金額は月の全所要金額の10~20%。 逆にA・Bクラスの材料は工数をかけ安全在庫も切り詰め、細かく管理・調達することで在庫も抑え欠品も防ぐことが出来る。 全体で管理工数を削減し有効に分配が出来る。<br> このように管理対象が膨大な数にのぼる場合に有効な分析手法である。 なお同様にABCと略して呼ばれる[[活動基準原価計算]](Activity Based Costing)は全く別物である。
 
==関連項目==