「ペンテコステ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Kazuboku (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
Kazuboku (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
3行目:
 
== 概説 ==
聖霊降臨に関する記事は新約聖書の『[[使徒言行録]]』2章1節~42節にみられる。それによれば、復活したイエスは弟子たちに「近いうちに聖霊が降る」ことを告げて(使徒言行録1章8節)、天に昇っていく([[キリストの昇天]])。それから10日後、[[ユダヤ教]]の五旬祭の日に使徒とその他イエス母や兄たち、イエスに従った女たちが集まって祈っていると、激しい風のような音が聞こえ、天から炎のような舌が一人ひとりの上に分かれて降った。集まって祈っていた信徒たちは聖霊に満たされ、さまざまな国の言葉(普通の人に理解できない「異言」ではなく、「外国語」のことである)で語り始めた。地中海世界全域に離散していた[[ディアスポラ]]のユダヤ人たちが、五旬祭のために[[エルサレム]]に集まっていたが、(パレスチナ出身の)信徒たちが地中海世界各地の言葉で語っているのを聞いて驚いた。[[ペトロ]]が中心になってイエスの死と復活の意味について語ると、多くの人が信じて[[洗礼]]を受け、使徒たちのグループに加わった。これが聖書が語る聖霊降臨の出来事である。
 
「使徒たちとその他の弟子達が集まって祈っていると・・・」という記述からも分かるとおり、すでに信者となっていて、福音の普及の必要の無い人たちの中に聖霊降臨があったという事実から、聖霊の働きが「福音の普及のため」だけに限定されたものでないことは明らかである。