「フィトクロム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Akane700 (会話 | 投稿記録)
{{テトラピロール}}
小内山晶 (会話 | 投稿記録)
m lk
1行目:
'''フィトクロム''' ([[phytochrome]]) は[[植物]]や[[真菌]]、[[細菌]]、[[シアノバクテリア]]に含まれる[[色素]][[タンパク質]]である。フィトクロムは、赤色光吸収型(Pr型)と遠赤色光吸収型(Pfr型)の間を可逆的に光変換することで、それぞれの光を受容する。
 
==歴史==
11行目:
 
== 生理的な役割 ==
高等植物では、フィトクロムは[[花芽形成]]や[[光発芽種子|光発芽]]、避陰反応など、様々な応答に関わることが知られている。具体的な[[シグナル伝達]]機構は不明の部分が多い。[[ヒスチジンキナーゼ]]類似の構造を有し、リン酸化経路に機能しているのではないかともいわれたが、最近は、核内に移動して特定の転写因子と相互作用することで標的遺伝子の発現制御をしている経路が主要と考えられている。また、緑藻のヒザオリでは、葉緑体の定位運動を調節している。
 
高等植物では、フィトクロムは[[花芽形成]]や光発芽、避陰反応など、様々な応答に関わることが知られている。具体的な[[シグナル伝達]]機構は不明の部分が多い。[[ヒスチジンキナーゼ]]類似の構造を有し、リン酸化経路に機能しているのではないかともいわれたが、最近は、核内に移動して特定の転写因子と相互作用することで標的遺伝子の発現制御をしている経路が主要と考えられている。また、緑藻のヒザオリでは、葉緑体の定位運動を調節している。
 
== 関連する光受容体 ==