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17世紀のフランスでは、リュートやクラヴサン等でいくつかの舞曲を組にして演奏することが行われていたが、ドイツの作曲家[[ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー]]は、これを組曲として定式化した。用いる舞曲は[[アルマンド]]、[[クーラント]]、[[サラバンド]]、[[ジーグ]]の4曲を基礎とし、この順で配列されるのが定型である。しかしフローベルガーの自筆譜では異なり、ジーグが第2曲に置かれていた。これが出版譜では第4曲となっており、以後この順が規範となった。また組曲の開始に[[前奏曲]]を配したり、ジーグの前に自由な舞曲を挿入することも一般的であり、曲の終わりをパッサカリアなどで締めくくることもしばしば行われた。
; ジーグの前に挿入される舞曲
: [[ガボット]]、[[ポロネーズ]]、[[ブルレスカ]]、[[ブーレ]](ブレー)、[[メヌエット]]、[[ホーンパイプ]]、[[リゴドン]]、[[パスピエ]]、[[フォルラーヌ]]、[[ルール (舞曲)|ルール]]、[[カナリー]]、[[エア]]
; ジーグの後に挿入される舞曲
: [[シャコンヌ]](チャコーナ)、[[パッサカリア]](パッサカーリ)
; 16世紀に流行した舞曲
: [[バレット]]、[[パヴァーヌ]]、[[ガイヤルド]](ガリアルダ)、[[コレンテ]](イタリアの舞曲。フランスのクーラントとは区別される)、[[ブランル]]、[[スパニョレッタ]]、[[パッサメッツォ]]、[[ヴォルタ]]、[[フォリア]]
 
== ロマン派以降 ==