[[Image:Col de Braus-small.jpg|thumb|250px|つづら折りの山道(フランス)]]
[[Image:Haarspeldbocht.jpg|thumb|right|250px|フランス [[モン・ヴァントゥ]]にあるヘアピンカーブ]]
'''つづら折れ'''(つづらおれ)、または'''つづら折り'''(つづらおり)とは、[[勾配]]を上り下りする道路が、[[ジグザグ]]状に急[[曲線|カーブ]]の折り返しで連続している様子をいう。漢字では'''九十九折'''とも書く。髪留めの一種である[[ヘアピン]]に形が似ていることから、英語に由来する'''ヘアピンカーブ'''(Hairpin curve)、'''ヘアピンコーナー'''(Hairpin corner)と呼ばれることもある。また、幾重にも曲がりくねった動物の[[腸]]に似ていることから、漢語的に'''羊腸小径'''(ようちょうしょうけい)と表現されることもある。
== 概要 ==
道路が[[登山岳地帯道]]や[[峠]]・[[河岸段丘|段丘]]面を越えるにあたりの坂道では、最短距離(すなわち山裾と頂上方向に対して垂を結ぶ直に近い方向線上)に経路線を設けた場合、路線がきわめて定すると急勾配とになり過ぎ、通過する自動車の動多大な体力性能を上回って消耗しまいたり転倒・転落の危険が増すなど、さら通行に山岳支障を貫く[[トンネル]]や谷を越え生じる[[橋]]の設置場合が技術面やコスト面で困難である場。こうした不都合を解消するため、進行方向に、対して敢えて斜面にほぼ水平めあるいは斜め横向きに上る道路線形近い方向へ[[蛇行]]を設定し入れ、これに斜面上で折り返す複数個々の登坂の急カーブ[[標高]]差を組み合わせ小さくすることで勾配をクリアする目的で設け、傾斜の緩和が図られている。近年は自動車の動力性能が向上されたことのようなつづら折りでは、直線経路よりもあっ総合距離はかなり伸びてしまうが、道路勾配を多少急にの険しても自動車の走行が可能さはゆるやかになりつつあるこ、全体とや、長大トンネルを掘削する技術などがして通行の利便性は向上したことから、高架橋、トンネルの建設による線形の改修が行われて解消が進んでいする。
連続また、山地を抜ける[[自動車道]]でも、斜面の勾配が通過する[[自動車]]の動力性能を上回ってしまい、かつ、山岳を貫く[[トンネル]]や谷を越える[[橋]]の設置が技術面やコスト面で困難な場合に、つづら折りの道路が建設される。ただ、自動車では下り坂でスピードがつくと、急角度の折り返しを曲がりきれずに事故を起こしやすくなる危険性がある。逆に、そうした運転技量を要する急カーブがの連続くする区間が多いことから、運転自らの技量術を誇示する[[暴走族#違法競走型暴走族|違法競走型暴走族]]([[ローリング族]]や[[ドリフト走行|ドリフト族]]など)が出没しやするい傾向にもある。近年は自動車の動力性能が向上されたこともあって道路勾配を多少急にしても自動車の走行が可能になりつつあることや、長大トンネルを掘削する技術などが向上したことから、高架橋、トンネルの建設による線形の改修が行われて解消が進んでいる。
== 語源 ==
「つづら折れり」の語源は諸説が有り、
* [[葛籠]]の元々の原料である[[オオツヅラフジ|ツヅラフジ]]のつるが複雑に曲がりくねっていることにたとえたもの
* [[熊野古道]]の一つである[[ツヅラト峠]]越えの古道に折り返しのカーブが多かったことから
== 関連項目 ==
* [[スイッチバック]] - [[鉄道]]において、つづら折れりと同様の手法で設けられる急勾配を超える線形機構(ただしこの場合は進行方向が逆になる)。
* [[ループ線]] - 斜面上で折り返さずそのまま一周して勾配を稼ぐ線形機構。
* [[ワインディングロード]]
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