削除された内容 追加された内容
5行目:
 
== 概要 ==
仙人は基本的に不老不死だが、自分の死後死体を尸解(しかい)して肉体を消滅させ仙人になる方法がある。これを尸解仙という。羽化[[昇天]](衆人のなか昇天することを白日昇天という)して仙人になる天仙、地仙などがあるが位は尸解仙が一番下である。<ref>ただし、天仙、地仙というのは葛洪が創造した概念で、尸解仙が仙人の原型である。(『不老不死 仙人の誕生と神仙術』より)</ref>[[西遊記]]において[[孫悟空]]は「妖仙」などと蔑称されている。神仙、真人もほぼ同義だが、用いられ方にニュアンスの違いがある。仙人になるために修行をする者は「[[道士]]」(羽士)「方士」と呼ばれる。後世専ら、道士は道教修行者一般をさした。方士である[[徐福]]は[[秦]]の[[始皇帝]]の命を受けて東海の仙島に仙薬を求めて出航した。徐福は日本に逢着したともいわれ、日本各地に徐福伝説が残る。中国の[[軍師]]として知られる[[太公望呂尚]]や[[諸葛亮]]なども仙術を修得していたと付会された。
 
なお、一般には老人男性の姿でイメージされていることが多いが、[[韓湘子]]など若々しい容貌で語られる者や、[[西王母]]、[[麻姑|麻姑仙人]](仙女)などの女性も珍しくない。