「過給機」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
13行目:
'''過給機'''とは元来、'''''super charger''''' の日本語訳であり、駆動方式や圧縮方式の区別を含まない呼称だった。駆動方式により'''排気タービン式過給機'''はエキゾーストタービンスーパーチャージャー(''Exhaust turbine super charger'')、ルーツブロアーなどの機械駆動式を指す'''機械式過給機'''はメカニカルスーパーチャージャー(''Mechanical super charger'')と呼ばれる。一般的にはそれぞれ、[[ターボチャージャー]](''turbo charger'')、[[スーパーチャージャー]](''Super charger'')と略され、定着している。航空機用レシプロエンジンに見られる、[[遠心式圧縮機|遠心式コンプレッサー]]をエンジンの[[クランクシャフト|クランク]]出力で機械的に駆動しているものは機械式過給機であり、ターボチャージャーとは呼ばれない。
一般的に、[[自然吸気]]エンジンの場合にはシリンダー内の圧力は[[大気圧]]に近いため、[[排気量]]の値がそのまま実質排気量となる。一方、過給機を搭載したエンジンの場合、仮に最大過給圧が1[[バール (単位)|bar]]かかっている時には、シリンダー内の大気圧1barに過給圧1barが上乗せされるため、シリンダー内の気圧は2barとなる。つまり、大気圧換算で排気量の2倍の混合気が送り込まれることになる。
|