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主に軍事組織に所属する[[歩兵]]を指す'''狙撃兵'''(Military sniper)と、[[警察]]などの法執行機関に所属する'''狙撃手'''(Police sniper)の2種類に大別される。
 
[[日本語]]では英語平読の'''スナイパー'''(Sniper)とも呼ばれ、[[選抜射手]]等の精密射撃を行う各種要員を含めて広義に用いられている。
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== 語源 ==
現在確認されている限り、[[英語]]で「狙撃手」を意味する"Sniper"という[[言葉]]は18世紀後半に駐印英国武官が本国に宛てて送った書簡内に登場するものが最古で、この書簡では単に「狩猟の名人」を指す言葉として用いられている。その[[語源]]となった[[タシギ]](英:Snipe)はその性質や逃亡時の飛行パターンから、当時の狩猟用銃器の精度水準では仕留める事が困難だった為、タシギ猟を他の鳥類の狩猟と区別して"Snipe shooting"と呼び、これが略称となって"Sniping"として定着し、そこからタシギを上手く仕留められるほど優れた猟師のことを"Sniper"と呼ぶようになったとされている<ref>『ミリタリー・スナイパー 見えざる敵の恐怖』(刊:[[大日本絵画]]、著:マーティン・ペグラー、訳:岡崎淳子)pp. 9-12</ref>。
 
英語圏において弓矢や銃等の投射兵器で精密射撃を行う兵士を指して用いられていた言葉は主に"Sharpshooter"(射撃の名手)であった。現在用いられる「狙撃手」としての"Sniper"という単語は、第一次世界大戦期に新聞等の報道機関が"Sharpshooter"や"Marksman"(選抜射手)をまとめて指す言葉として用い、これが定着したものである。<ref>同著 p. 12</ref>