「主戸客戸制」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
36行目:
 
===客戸の社会的性格===
客戸は主戸に雇われて労働に勤めた。
客戸は一般的に地主のもとで隷属的な状態に置かれていた。客戸は地主の許可を示す証明書(憑由)なしに移動することを許されず、無断で移動した場合は官憲の力により元の場所へ連れ戻されることとなっていた。また、地主が他の者に土地を売る場合、その付属物として客戸も一緒に売られた(随田佃客、事実上の人身売買)。地主は客戸の婚姻にも干渉し、地主の許可がなければ婚姻することを許されなかった。
 
の四川省では、客戸は一般的に地主のもとで隷属的な状態に置かれ、客戸は地主の許可を示す証明書(憑由)なしに移動することを許されず、無断で移動し場合は官憲の力により元の場所へ連れ戻され法律上地主が他の者に土地を売る場合その付属物として客戸一緒に売られ(随田佃客事実上の(庶民身売買、地主の許可がなければ婚姻することを許されず、裁判においても慣習的に主戸が犯罪を犯した場合比して客戸は重い刑に処され、客戸は地主の家族と婚姻することを許されないなどの差別が存在した([[主僕の分]]、[[主客の分]])。
 
==研究史==