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Ryo-Kondo (会話 | 投稿記録)
Tenzan123 (会話 | 投稿記録)
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現在では上記のような意味はなく、横綱に対する野次的な意味、勝った力士に対する祝福の意味、また、取り組みそのものに波乱が起きたという意味で座布団が舞うものと推測されている。特に[[金星 (相撲)|金星]]が出た取組に多い。現在では[[千秋楽]][[横綱]]同士の結びの一番ではどちらが勝っても賞賛が起こっている(野次、波乱、祝福も関係なく。)と推測されるため[[暗黙の了解]]として座布団が舞うことが多くなった。(2010年初場所が例)
==注意事項==
本場所中において館内で座布団を投げる行為は'''基本的には行ってはならない行為'''である。座布団は1kg近い重量があり、投げられた座布団が他の客や土俵上の力士・行司に当たって怪我をする恐れがあるほか、館内上部の照明機材等に当たると大事故になる可能性もあるため、館内放送でも'''「危険ですので座布団をお投げにならないようにしてください」'''と注意が流される。しかし、伝統として受け継がれてきたためか全くと言っていいほど守られる様子はなかった。[[旭道山和泰]]、[[千代大海龍二]]がまだ現役だった時、上位力士を下して懸賞金を受け取る作法をしている際に直撃した例などがある。
 
2007年9月場所から、入場者に配付される取組表に、''「座布団や物を投げて人に怪我をさせた場合は、[[暴行罪]]・[[傷害罪]]に該当する場合があります。物は絶対に投げないようお願いいたします」''という注意書きが印刷されるようになった。ただ、実際多くの人が投げているため、誰が投げたかがわからず、罪を問うのは難しい。また、[[鷲羽山佳和|出羽海]]理事を中心に「飛ばせない座布団」の形状が検討され、2008年11月の九州場所から、マス席の座布団は、これまでの1人用の正方形4枚から2人用(縦1メートル25、横50センチ)の座布団2枚に変更し、さらに2枚をひもで結んでつなげた形に変わった。これにより、1人でも座布団に座っていれば座布団を投げられない仕組みになった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20081002-OYT1T00410.htm?from=main2 これじゃあ飛ばせない!相撲協会が九州場所で新型座布団]{{リンク切れ|date=2009年11月}} YOMIURI ONLINE 2008年10月2日</ref>。初日早々横綱[[白鵬翔|白鵬]]が敗れる波乱が起こったが、一人でも座っていれば持ち上げられない上に座布団自体も相当な重さになり、全く座布団が飛ばない事態となって新型座布団の効果を立証した。ただし、この「新型座布団」は11月場所以外で当面使用される予定がない。同場所以降、観客の座布団投げを危険行為とみなして厳しく取り締まることになり、重さが2枚計4.8キロとなって投げられた場合の危険性が増したということで、同場所以降は、座布団投げが確認された場合は警察に通報するという非常に厳しい措置がとられた。