「ラザロ・スパランツァーニ」の版間の差分

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論争相手だったニーダムについて、元々のリンク先が、別のニーダム(ジョセフ・ニーダム;1900年生、時代がかみ合わないので明らかに別人)だったため、英語版のジョセフ・ニーダム
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[[Image:Spallanzani.jpg|thumb|スパランツァーニの肖像]]
'''ラザロ・スパランツァーニ'''(Lazzaro (Lazzaro Spallanzani, [[1729年]][[1月10日]] - [[1799年]][[2月12日]]) は、[[イタリア]]の[[博物学|博物学者]]。[[動物学|実験動物学]]の祖と呼ばれている。
 
==業績==
はじめ法律を学んだが、自然科学に進み、[[レッジョ・エミリア|レッジョ]]・[[モデナ]]・[[パヴィア大学|パヴィア]]各大学の教授をつとめた。[[生物学]]に実験の必要なことを説き、呼吸、循環・再生などを実験的に研究、[[両生類]]の人工受精にも成功した。また、[[微生物]]の[[自然発生説]]を否定したことでも知られている。また、[[コウモリ]]は目隠しをしても障害物をよけて飛行できるが、耳もふさいでしまうと飛び立つことすらできないことを実験で確認し、聴覚で周囲を「て」いるのではないかという仮説を立てている。これが[[超音波]]による[[エコーロケーション反響定位]]であることが実証されるのは、超音波測定装置が発明される20世紀に入ってからである。
 
== 自然発生説の否定 ==
フランチェスコ・レディの実験により、ハエのような動物が自然発生しないことは証明されたが、[[微生物]]が自然発生しないことは当時証明されていなかった。[[1765年]]、スパランツァーニはフラスコに入れたスープを加熱殺菌し、フラスコの口を溶かして密封する実験を行い、微生物も自然発生しないことを確かめた。しかしこの実験では密封したことにより発生できなくなっただけだとする[http://en.wikipedia.org/wiki/John_Needham[ジョン・ニーダム]] ([[:w:John Needham (英語版ページへ移行)|en]]) の反論を招いた。これは後に、[[ルイ・パストゥール|パストゥール]]の実験により確認され、生物の自然発生説は完全に否定された。
 
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