「ビブラート・ユニット」の版間の差分

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Legion1954 (会話 | 投稿記録)
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アームがねじ込み式になっており、アームのねじ山が常に直接ブロックに当たっているためブロックのアーム穴が消耗するという欠点がある。長年使いこまれたブロックはねじ山がすり減り、アームが外れてしまう場合も多い。近年ではアーム穴の淵にクッション加工したものが流通している。
 
後段で説明するロック式トレモロも、大半はシンクロナイズド・トレモロの発展改良版と言えるもので、主にシンクロナイズド・トレモロ・ユニットがかかえる細かい欠点を改善したものが多い。
 
シンクロナイズド・トレモロ・ユニットは[[フェンダー (楽器メーカー)|フェンダー]](フェンダーUSA、フェンダー・ジャパンなど)の商標で、主にストラトキャスターに取り付けられている(それ以外にもフェンダー社製の一部の[[ギター]]にシンクロナイズド・トレモロ・ユニットが採用されているモデルがある)。フェンダー社製ギター以外に取り付けられたユニットものをシンクロナイズド・トレモロ・ユニットと呼ぶことはないが、[[後藤ガット|後藤ガット社]]のGE101/102シリーズなど、外見も仕様も全く同一の他社製品も存在する。またギター部品商社の[[オールパーツ・ジャパン]]は後藤ガット製の上記製品を「シンクロ・トレモロ・ユニット」と呼んで販売している。
 
アメリカン・スタンダードなどのモデルにはシンクロナイズド・トレモロを発展させたアメリカン・スタンダード・トレモロが装着されている。シンクロナイズド・トレモロは、ユニット揺動の支点が6本の木ネジになっており、支点の位置が明確に定まらず、摩擦抵抗も大きい。それに対してアメリカン・スタンダード・トレモロは、ユニット揺動の支点が左右2つのアンカーになっており、ユニットとアンカーの接触部が鋭角に成型されているため、支点の位置が明確で摩擦が少なくなっていて、チューニングの安定度も向上している。
 
==ビグスビー・トゥルー・ビブラート==