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狭義の免震では、地盤や床との絶縁のみを行うが、建築物の場合には基礎部分に免震工事を行い、震動を吸収するためのダンパーと組み合わせられることが多い。
;地盤等との構造的絶縁
:鉛直方向に構造物を支持しつつ水平方向に柔軟に変位可能な'''アイソレータ'''(isolator)を設置することで、地盤(もしくは他に土台となるもの)の動きに追随しないで済むようにする。建築では、金属板とゴムを交互に重ねた'''積層ゴムアイソレータ'''が広く使われるが、他にもボールスライドレールなどで滑らかな移動を可能とするタイプや、がある。最近では空気圧を利用し建物全体を基礎の一部とともに浮かせることで、エネルギーを建物に伝えない'''AIR免震'''('''断震'''<ref>[[という技術が出ているが、建築基準法]]では構造上、免震とは認められないため、「断震」を併用している。</ref>)装置ども開発され従来よりも施工が容易になって
;震動の吸収
:'''[[ショックアブソーバー|ダンパー]]'''などを用い、震動エネルギーを吸収する。粘性流体を用いたオイルダンパー、金属の塑性変形を利用した鉛ダンパーや鋼材ダンパーを設置することで、震動を減衰する。