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== 気象以外で旋風や辻風の用法 ==
[[日本語]]としての「塵旋風」はあくまでも気象用語である。しかし、日常生活の中でも比較的容易に見ることができる[[気象現象]]であるため、一般的な「旋風」や「辻風」などは気象現象を指す用法としても[[比喩]]的な用法としても古くから人々に親しまれてきた。気象現象を指す用法の古い例としては、[[平安時代]]の[[歴史物語]]『[[大鏡]]』に「俄(にはか)に辻風(つじかぜ)の吹きまつひて」などの記述がある。比喩的な用法の古い例としては、[[1909年]]に[[夏目漱石]]が発表した[[小説]]『[[それから]]』に「彼の頭には不安の旋風(つむじ)が吹き込んだ」などの記述がある。<ref name="word"></ref>
 
以下、主に比喩的な用法を述べる。
=== 比喩的な用例 ===
比喩的な用法では、一過性の[[流行]]や突発的な[[社会現象]]などを喩えることが多い。[[ブーム]]や[[フィーバー]]といった[[外来語]]と同義の意味合いで[[マスメディア]]などで用いられる。
;[[赤嶺旋風]]
:中部日本ドラゴンズ(現・[[中日ドラゴンズ1947年]]に、[[プロ野球選手]]の[[赤嶺昌志]]選手[[1947年]]に他選手を巻き込んで集団辞任した様子をえ、マスメディアで使用された。
;[[小泉旋風]]
:[[2001年]]に、[[首相]]の[[小泉純一郎]]が率いる[[自民党]]が[[2001年]]の[[選挙]]で圧勝した様子を喩え、マスメディアで使用された。
=== 人名や題名での用例 ===
同じく比喩としての使用例であるが、登場人物の性格や物語の内容を象徴するイメージとして使用されることが多い。
;辻風典馬
:[[吉川英治]]が[[1935年]]から[[1939年]]にかけて、[[吉川英治]]が連載した小説「[[宮本武蔵]]」に登場する架空の人物の名前。読みは「つじかぜ・てんま」。
;[[ハリスの旋風]]
:[[ちばてつや]]が[[1965年]]から[[1967年]]にかけて、[[ちばてつや]]が連載した[[漫画]]と、その後に[[テレビドラマ]]化された際のタイトル。読みは「はりすのかぜ」
=== その他の用例 ===
;旋風葉
:「せんぷうよう」と読む。[[和装本]]や[[漢籍]]の[[製本]]方法の一種[[折り本]]折本、帖装本)のことを指す。各葉(各ページ)が風で舞う様子を喩えて名付けられた。読みは「せんぷうよう」。[[<ref>[http://www.nijl.ac.jp/~koen/wa-1.htm ヴァーチャル展示「和書のさまざま『第一部・本を形づくるもの』」] より。[[国文学研究資料館]]の整理閲覧部参考室による、旋風葉の解説。2011年7月14日閲覧。</ref>
 
== 参考・外部リンク ==