「大賀一郎」の版間の差分

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[[1910年]](明治43年)[[第八高等学校 (旧制)|第八高等学校]]の講師となり、翌年に同校の生物学教授となる。[[1917年]]([[大正]]6年)に[[満州]]の[[大連]]へ赴いた。満州では古ハスの実を研究する。[[満州事変]]の翌年に東京へ戻り、[[東京女子大学]]、[[東京高等農林学校|東京農林専門学校]]、[[関東学院大学]]で講義を行う。
 
[[1951年]](昭和26年)、[[千葉県]][[千葉市]]の[[東京大学]]検見川厚生農場(現・[[東京大学検見川総合運動場]])内の[[落合遺跡]]で、今から2,000年以上前の[[古代]]のハスの実を発見した。同年5月に古代ハスの実が発芽、翌年開花し、このハスは[[大賀ハス]]と名付けられた。
 
== 逸話 ==
1960年頃、講演でこんなことを語っている。
 
「ハスの花は日の出前に開きます。古来、花が開くときには音がするということが言われてきました。[[正岡子規]]の俳句にもありますが、本当にそうなのか、疑問に思っていました。そこで、[[日本放送協会]]の職員にお願いして、マイクで録音し、分析してもらったところ、はすハスの花の音はなく、池にいる鯉などの魚や波の音などしか録音されていませんでした」
 
言い伝えというものをそのまま信じるのではなく、根拠を探求するのが科学でなくてはいけないという実践の現れである。
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== 関連項目 ==
* [[大賀ハス]]
* [[千葉公園]]
* [[千葉県指定文化財一覧#天然記念物|千葉県の天然記念物]]