「出家」の版間の差分
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== 概要 ==
[[仏教]]は、[[在家]]・出家に大別できる。在家者には[[不殺生戒]]、[[不偸盗戒]]、[[不邪淫戒]]、[[不妄語戒]]、[[不飲酒戒]](ふおんじ
例外はわが国の伝統仏教である。[[天台宗]]を伝えた[[最澄]]は、[[具足戒]]を[[小乗]]の戒として軽蔑し、独自の[[大乗戒壇]]を開いた。日本の[[天台宗]]や、そこから派生した[[日蓮宗]]などの宗派は、当初から他国のような[[サンガ]]としての伝統をもたない。他の宗派でも戒律は重視されず、現在では具足戒を継承する寺院は存在しない。
仏教教団において剃髪(ていはつ)して[[袈裟]]を被い、[[受戒]](じゅかい)し、[[沙弥]]・[[沙弥尼]]となることを言うが、[[具足戒]]を受けた[[比丘]]・[[比丘尼]]を呼ぶ場合にも使う。[[在家]](ざいけ)と対比される。[[インド]]では、紀元前5世紀頃、[[バラモン教]]の伝統的権威を認めない[[沙門]](しゃもん)と呼ばれる修行者が現れ、[[解脱]](げだつ)への道を求めて[[禅定]]や苦行などの修行にいそしんだ。有力な沙門の下には多くの弟子が集まり、出家者集団を形成したが、[[釈迦]]もその沙門の1人であった。仏教における出家の伝統はこれに由来する。剃髪した僧侶が多いとされるが、中には剃髪せず、ごく一般的な髪型をしている者も数多く存在する。
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