「累進課税」の版間の差分

狭義には、所得が少ない人ほど負担税率が多高くなるように作用する租税を逆進税という。高所得者層がしかし、逆進税額ベースで多くの部分を支出してはないたとし税であっても、高所得者層の所得に占める税負担の割合が低所得者のそれよりも少ない高さと反比例する場合には、その税は「逆進的」であると評価されることもある<ref>ジョセフ・E・スティグリッツ『ミクロ経済学　第2版』東洋経済新報社、2002年。pp.648-649</ref>。累進課税ではない税が、逆進的な税であると言われるのである。そのような例としては、一般的な消費税（日本では'''[[や個別消費税]]'''として導入済）や（たばこ税、酒税）がある。また、[[人頭税]]についても、所得の多寡にかかわらず人間単位で同じ税額を課すものであるため、家計所得に対して逆進的に作用するとの説明がされることもある。