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Fromm (会話 | 投稿記録)
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元々は、生産[[農家]]や[[協同組合]]などが和牛飼育に出資を呼びかけるもので、「一頭の和牛子牛に数人が共同して出資し、牛が売れたらお礼程度の牛肉を配当する」ものであった。数万円程度の出資で高級牛肉を購入するに等しく、この程度の投資呼びかけは現在でも続いているが、和牛預託商法は、これとは一線を画する。
 
具体的には、「高額で売買される和牛子牛の飼育に出資すれば、成牛になったとき多額のリターンが望める」という触れ込みで、出資者から金を集める詐欺商法で、[[出資法]]に触れるような高利回りをうたったものも少なくなかった。
 
牛一頭を数人で共同出資するなどと小規模なものではなく、実際の牛とはかけ離れて投資金額の額面と利回りだけが一人歩きしている特徴がある。実際には飼育していない和牛を多数飼育していると称して出資者から金を集め、配当せずに出資金を詐取することが多く[[社会問題]]になった。
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**みちのく都路村共済牧場被害対策弁護団
**軽井沢ファミリー千紫牧場/安愚楽共済牧場被害対策弁護団<sup>*</sup>
:※ [[安愚楽牧場|安愚楽共済牧場]]は[[コマーシャルメッセージ|テレビCM]]による略称の安愚楽牧場で知られ、事件被害が問題とされた企業の中で唯一破綻せずに存続し生き残り「最後の砦」と言われていたが<ref>[http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20110802ddlk09020231000c.html 安愚楽牧場:経営悪化 和牛オーナー商法、出資者ら「元金だけは返して」] - 毎日新聞 2011年8月2日 栃木版</ref>、2011年8月1日以降債権者への支払いを停止し弁護士に対応を依頼している<ref name=kitou>弁護士紀藤正樹のブログ「[http://kito.cocolog-nifty.com/topnews/2007/11/post_0428.html 和牛預託商法-ついに最後に残った二つの共済牧場のうちの1社「ふるさと牧場」が破綻しました。]」2007年11月29日</ref>。
 
法規制もあり最盛期には17社あった和牛預託商法の企業は出資者からの返金要請に応じて次々に破綻し、軽井沢ファミリー千紫牧場とジェイファームの2社の元社長が出資法違反と詐欺により逮捕・起訴されるなどして、同商法の被害は一旦収まった。<ref name=kitou /><ref>日本経済新聞「[http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081108AT1G0800A08112008.html 和牛商法事件、97年に一斉返金 社会問題化で]」2007年11月8日</ref>