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*'''百一''':百回に一回しか真実を言わない奴。嘘つき
===備考===
太田出版の高瀬幸途からの「[[笠原和夫]]は庶民の立場から戦争を描いたが、荒井さんはインテリの立場から描いたらどうだ?」との誘い文句に乗せられて、原作を未読の段階でシナリオ化を引き受けたと、著者は後書きで振り返る。著者は、仕事を引き受けた時点で、高瀬が「映画化はおまけ」と考えていたと、忖度している<ref>本書あとがき</ref>。
映画化を持ちかけられた澤井信一郎の(付録小冊子における)解説によると、当初から映画化に先駆けてシナリオを出版する計画であり、なおかつ撮影用シナリオはその書籍を基に新たに書く予定であったらしい<ref>本書付属の小冊子にて。澤井信一郎の言葉から</ref>。つまり、本書は、映画製作とはとりあえず独立した出版用のシナリオであるから、[[レーゼシナリオ]]であると言える。また、主要登場人物に、[[島田紳助]]や[[松本人志]]がイメージ・キャスティングされていたこともあるらしい。
荒井の妻が、書店員に「(映画関連書コーナーの棚ではなく)文学書コーナーに本を置いて」と頼んだというエピソードもある。<ref>本書刊行後の『[[映画芸術]]』の座談会で参加者の誰かがそう言った</ref>
[[2010年]]現在で、具体的な映画化実現の話は無いが、企画が頓挫したとの情報も無い。
南[[カリフォルニア]]と[[ラスベガス]]に拠点を置き、脚本形式に「文学最後のフロンティア」<ref>雑誌タイトルの下にサブタイトルとしてそう付記されている</ref>を見出すウェブ雑誌『スクリプト・ジャーナル』編集長クインビー・メルトンは『[http://scriptjournal.studiohyperset.com/issues/1.1/productions-dubious-advantage.php 製作の曖昧な優位性]』という論稿の中で本書に触れた。
 
===出典===
<references />