「大野治房」の版間の差分

'''大野 治房'''（おおの はるふさ）は、[[安土桃山時代]]から[[江戸時代]]前期にかけての[[武将]]。[[豊臣氏]]の家臣。[[大野治長]]の弟で、[[大野治胤]]（大野道犬斎）の兄に当たる。

兄弟と共に[[豊臣秀吉]]、[[豊臣秀頼]]に仕えた。[[慶長]]19年（[[1614年]]）からの[[大坂の役|大坂の陣]]では、弟と共に主戦派の中心人物の一人として指揮を執り、[[紀伊国]]・[[大和国]]などに大軍を率いて出陣している（[[郡山城 (大和国)#郡山城の戦い|郡山城の戦い]]や[[樫井の戦い]]など）が、いずれも攻略に失敗している。[[大坂の役|大坂夏の陣]]後、秀頼の遺児・[[豊臣国松]]を擁して[[大坂城]]から脱出しようとしたが、徳川方に捕らわれて[[斬首]]された。だが

なお、それを逃れて落ち延びたともされ、[[慶安]]2年（[[1649年]]）に生存説が流れて[[江戸幕府|幕府]]が捜索を行うなどしている。