「ABC分析」の版間の差分

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: A;重要管理品目、B:中程度管理品目、C:一般管理品目 に仕分けをする為の分類である。
クラスの分割には決まったしきい値は無いが概ね、A 10%、B 20%、C 70%のような割合で分類される。 点数のすくないAクラスを分析管理することが対金額効果が高い。
 
またABCの3クラスをより拡張し最重要度をAAA、AA、Aと細かく仕分けしたり、重要度の低いほうをD、E、Fと追加して区分し、より細かく管理運用手順を設定することも出来る。
 
[[企業資源計画|ERP]]システムではABCクラスの自動分析の機能を持つものもあり、購買情報や在庫管理情報等の設定の際にそれを反映させる事ができる。
 
==運用例==
以下の表に実例を示す。(某工場における4051品目の購入金額)<br>
 
全品目を所要金額順(大→小)に並べ累計金額をグラフにすると、
[[File:ABC class.jpg|600px|発注例4051品目]]<br>
 
::<small> 上記の表の各ABCの長方形の横幅が点数、高さが総金額である。</small>
となり各クラスの品目の分布は以下の表のようになる。
 
:{| class="wikitable"  border="1"  style="text-align:center"
|-
! クラス !! 品番数 !! 所要金額 !! 重要度
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以上のように段階的管理基準を適用することで管理工数および在庫金額の大幅な削減が可能となる。
 
* 前述の運用例では直接の金銭的結果のでる調達手順を示したが、これを達成するためには他の部門においてもABCクラスを念頭においた業務手順がとられる必要がある。例えばAクラスの材料は安全在庫が他のクラスと比べ少ないわけで、その分在庫精度は高い必要がある。その為にはABCクラス別に循環棚卸(Cycle Count)の頻度を重要品目(Aクラス)では頻度を上げ在庫精度を向上させると同時に低重要度品目は回数を減らし全体でも総工数が削減できるように設定する。物流に関しても同様に受入、検査などの優先度もABCクラス別に運用する、などABCクラスは全社的に認識される必要がある。さらには仕入先等ともABCクラスの情報を共有することは有益である。
 
==ABC分析の他分野への応用==
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==外部リンク==
* SAPライブラリー [http://help.sap.com/saphelp_erp2005/helpdata/ja/7b/325f42157911d2953700a0c930328a/content.htm SAPライブラリー ABC分析]
* Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド[http://download.oracle.com/docs/cd/E21372_01/docset_files/trans/E06011-01/html/T291651T292407.htm 「ABC分析」]
* IBM Maximo Asset Management/Inventory module[http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/tivihelp/v49r1/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.mbs.doc%2Finventor%2Fc_abc_analysis.html 「ABC分析(英語)」]
 
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