「トリニティ実験」の版間の差分

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→‎現在の実験場: 爆発は空中で行われた
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[[1952年]]に実験場は整地され、跡地に残されていたトリニタイトは廃棄された。[[1965年]][[12月21日]]にトリニティ実験場は[[アメリカ国定歴史建造物]] (National Historic Landmark) に指定され、[[1966年]][[10月15日]]には国定史跡 (National Register of Historic Places) にも指定された。
 
実験から50年以上が経過した2003年現在でも実験場跡地では通常環境の約10倍というわずかな残存放射線が検出される <ref name = Gre03>Brian Greene (2003), ''NOVA: The Elegant Universe: Einstein's Dream''. [http://www.pbs.org/wgbh/nova/transcripts/3012_elegant.html] Regarding residual radiation.</ref>。アメリカ陸軍当局は、トリニティ実験場に1時間滞在する間に浴びる放射線の量は食物を摂取したり日光を浴びたりする際に受ける放射線量よりもずっと少ないとしている [http://www.wsmr.army.mil/pao/TrinitySite/trnrad.htm]。実験場に建てられている高さ約3.65mの溶岩でできた記念碑は爆発の中心地を示している。この近くには「ジャンボ」もそのまま残されている。
 
トリニティ実験場は現在も「核ツアー (atomic tourism)」の客たちにかなり人気の目的地となっているが、実験場跡が開放されるのは年に2回、4月と10月の第1土曜日のみである。[[2005年]][[7月16日]]にはトリニティ実験60周年を祝う特別ツアーが企画され、数百人(報道によっては数千人)の訪問者がこの記念日を祝うために集まった。