削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
m編集の要約なし
9行目:
 
== 原因及び遺伝法則 ==
芦毛は、通常両親の少なくとも何れかが芦毛で無ければ生まれてくることがない。これは、芦毛遺伝子(STX17の変異)が、白毛遺伝子や佐目毛遺伝子を除く全ての毛色関連遺伝子に対して[[優性遺伝|優性]]であり、芦毛遺伝子を1本でも持っていれば、すなわち[[ヘテロ接合体]]であれば芦毛になるためである。例外は白毛で、白毛の馬は芦毛を発現していなくても芦毛遺伝子を保因している可能性がある。また、芦毛遺伝子は佐目毛遺伝子に対しても優性で、原色毛が佐目毛でも芦毛として登録はされるが、佐目毛の特徴も幾らか現れ、通常の芦毛馬と異なり皮膚がピンク色に近い場合がある。
 
芦毛になるのは、後述の[[遺伝子変異]]により[[メラノサイト]]の過剰増殖が起こるためである。メラノサイトが異常に増殖するため皮膚が黒くなると共に、[[毛根]]のメラノサイト[[幹細胞]]は逆に早期に枯渇する。このため、年を取るに従って毛根で[[メラニン]]が作られなくなり、白くなる。