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== 歴史 ==
工学という用語や概念自体は歴史的に見れば比較的新しいものであるが、現代の「工学」という概念で照らしつつ人類の歴史を遡って眺めてみれば、それに相当するものは実際上は古代から存在していたと言うこともできる。
 
"engineering" という言葉・概念は比較的新しいもので、先に "engineer"(技術者)という言葉が存在していた。"engineer" は "engine" に接尾辞 "-er" がついた形で「機関の操作者」を意味し、1325年ごろ文献に現れたときには「軍用[[兵器]]の製作者」を意味していた<ref>[[オックスフォード英語辞典|Oxford English Dictionary]]</ref>。"engine" には古くは「戦争に使われる機械仕掛け」(例えば[[カタパルト (投石機)|カタパルト]])すなわち「兵器」という意味があった。"engine" という語は1250年ごろ[[ラテン語]]の ''ingenium'' からできた語で、''ingenium'' は「先天的な特性、特に知能」を意味し、そこから派生して「賢い発明品」を意味した<ref>Origin: 1250–1300; ME engin < AF, OF < L ingenium nature, innate quality, esp. mental power, hence a clever invention, equiv. to in- + -genium, equiv. to gen- begetting; Source: Random House Unabridged Dictionary, Random House, Inc. 2006.</ref>。