「ウォータージェット推進」の版間の差分

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== 概要 ==
ウォータージェット、またはハイドロジェット推進は、船底から汲み上げた[[水]]を、主機(動力源)により動作する高圧[[ポンプ]]で、後方のノズルから勢い良く吐出する事で推進力を得る。推進効率はスクリューに劣るものの、高速での航行に適している為、小型のものはガソリンエンジン、より大型のものは[[ガスタービンエンジン]]や高速[[ディーゼルエンジン]]を動力源とし、レジャー用の[[水上オートバイ]]([[ジェットスキー]]など)から、[[高速船]]、高速[[巡視船]]・[[巡視艇]]、[[テクノスーパーライナー]]、[[ミサイル艇]]などに採用されている。また、スクリューに巻き込む危険性が少ない事からダイバー支援船にも採用される。また、スクリュー部外周を円形シェラウドなどで覆う事から「静粛性にも優れている」とされ、出力に余裕のある原子力潜水艦では推進効率の低さを補えるので使用されつつある。近年では高速性と静粛性に優れる為、新開発の魚雷<ref name="fas">[http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ship/weaps/mk-48.htm FAS Military Analysis Network: MK-48 Torpedo]</ref>の多くに採用されつつある。<ref>従来は推進効率が低い為、航続距離に限界があった。</ref>船外機の推進器としても採用例がある。
 
=== 採用例 ===