「ベアボーンキット」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Zorrobot (会話 | 投稿記録)
m r2.5.2) (ロボットによる 追加: da:Barebone computer
24行目:
 
===注意点===
まず、小型パソコン全般に言えることではあるものの、コンパクトさと高い拡張性を両立させているモデルは少数派である。選択できるCPUやメモリーの範囲が一般のマザーボードより少なかったり、ハードディスクも台数の制限がある場合が多い。また、デスクトップ型でも超小型のものの場合には、ハードディスクやメモリについて小型のノートパソコン向けのものを使用していることも珍しくない。その為、概して組立て前のパーツの調達段階での事前の確認が必要である。また、拡張用のカードを装着可能であっても、幅の小さいロープロファイルタイプに限定される場合がある。
 
また、マイクロATXやキューブ型ケースのベアボーンでは、電源ユニットの能力もハイパワーの物は少ない上にサイズなどの都合でキットやケースに対する専用設計のものである事が多く、この場合には一般的に市販されているATX電源への交換ができず、パーツ全体の合計の消費電力を考えながらパーツを選ばなければならなくなるという問題がある。この電源の給電能力がネックとなり、ハイパフォーマンスのパソコンを製作する事が現実的に見て不可能なベアボーンも多い。また、これも小型パソコンにも通じることであるが、小型のベアボーンキットにハイパワーのパーツを組み込めたとしても、今度は往々に[[オーバーヒート]]や放熱、冷却ファンの動作音の問題が付きまとうこととなる。だが、特に小型のベアボーンでは冷却パーツもギリギリのサイズで設計された小型の専用品が用いられていることが多く、概して市販の一般的なサイズののものに交換することは困難である。
 
ベアボーンを使って自作する場合、電源ユニットの故障時についても同サイズの代替品の確保が簡単にできなかったり、輸入代理店が修理部材扱いで販売していても高価であったりなどして、結局はケース自体を交換する必要に迫られる、あるいはベアボーン自体を交換したほうが割安となる事も少なくない。

また、一部のパソコンメーカー・パソコンショップの中は、OEMベアボーンを利用した自社ブランドのハイエンド小型パソコンについて、当初から電源ユニットの能力の限界に近いパーツ構成で作られており、パーツの増設が事実上不可能であったり、さらには[[BTO]]でフル稼働時に電源ユニットの能力を超過してしまうかねないパーツ構成にできてしまう様な、ある意味で問題を抱えているものも存在している(当然ながら、電源ユニットへ稼働中ずっと高負荷が掛かり続ける事は、電源ユニットやマザーボードなどへの致命的な故障発生に直結しやすい)。
 
{{Computer-stub}}