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[[File:Cve-18a.jpg|thumb|250px|ボーグ級護衛空母]]
'''護衛空母'''('''ごえいくうぼ''')は、[[第二次世界大戦]]で使用された小型の[[航空母艦]]である。主に[[護送船団|船団護衛]]の目的に使われる。
 
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[[太平洋戦争]]開戦の後は、これら護衛空母は太平洋戦線でも活躍することになり、空母の分類として護衛空母という艦種が誕生した。
 
最初の護衛空母は[[イギリス海軍]]の[[オーダシティ (護衛空母)|オーダシティ]]である。拿捕したドイツ貨客船ハノーファーを1941年1月から改装を開始し、1941年6月に就役した。
 
[[アメリカ海軍]]初の護衛空母は[[ロング・アイランド (護衛空母)|ロング・アイランド]]であり、竣工は1941年6月である。
 
===戦歴===
[[File:Savo Island CVE-78.jpg|thumb|250px|カサブランカ級護衛空母]]
アメリカ軍では最初、補助的な艦船として扱われていたが、大戦初期に大西洋に展開していたドイツ軍の[[Uボート]]を壊滅させるために多数建造された。護衛空母の任務は、現地での[[潜水艦]]掃討や、パトロール、偵察、輸送船などの護衛、そして航空機の輸送などである。
 
[[イギリス]]の要請により、大量に建造され、イギリス海軍に[[レンドリース法|レンドリース]]された。戦争中に100隻以上の護衛空母が就役したが、現在ではこの種類の艦船は使用されていない。
 
太平洋戦争では、[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]]の[[レイテ島]]上陸作戦に続く、[[レイテ沖海戦]]の中の[[レイテ沖海戦#10月25日 サマール沖海戦|サマール島沖海戦]]にも加わっている。護衛空母6隻を中心とするクリフトン・スプレイグ少将の艦隊は、[[レイテ湾]]に突入しアメリカ地上部隊の壊滅を意図する[[栗田健男]]長官の主力艦隊と遭遇し、果敢な戦闘を行った。
 
===構造===
アメリカ軍における護衛空母の艦種コードは''CVE''である。これは空母を表す''CV''に護衛(Escort)の頭文字を付加したものであるが、乗員達からは、自嘲的に燃え易い(Combustible)、壊れ易い(Vulnerable)、消耗品(Expendable)の頭文字と揶揄されていた。通称として「[[ジープ]]空母」、「赤ちゃん空母」と呼ばれた。これは簡単な改造で多数の商船改造空母を送り出すことを目的としたアメリカ海軍の方針によるもので、後述する[[大日本帝国海軍|日本海軍]]の護衛空母建造方針とは対極に位置するものである。
 
典型的な護衛空母の大きさは、全長150mぐらいであり、同時代の[[正規空母]]の270mに比べて、約半分である。[[排水量]]は正規空母の30,000トンに対して8,000トン程と1/3以下であった。
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== 関連項目 ==
{{空母関連項目}}
{{Commonscat|Escort carriers}}
* [[MACシップ]]
 
{{空母関連項目}}
 
{{warship-stub}}