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'''MZ-2861'''(えむぜっとにいはちろくいち)とは、[[シャープ]]の[[MZ (コンピュータ)|MZ]]シリーズに属する[[1987年]]に発売された16ビット[[パーソナルコンピュータ]]である。旧機種の資産を活用できるよう[[MZ-2500]]モードを持っており、その場合は8ビットマシンとして動作する。ニックネームは、[[MZ (コンピュータ)|MZ]][[書院 (ワープロ)|書院]]。同社が発売していたワープロの書院と互換性を持つワードプロセッサアプリケーションを標準添付していた事による。独自アーキテクチャを持つMZシリーズ全体の最終機種でもある。
==概要==
*i80286専用に設計された、世界で唯一のパーソナルコンピュータ。
:他社の16ビット機を祖とする後継機と異なり、[[Intel 8086|8086]]機からの拡張ではなく、i80286専用に全く新しく設計された、唯一のパーソナルコンピュータであった。そのため、他機種では[[APIC]]が登場するまで実際には使用が困難であった80286で拡張された割り込み機能や、80286の[[プロテクトモード]]を効果的に使用する事が可能であり、DMACも20ビット、16MBの領域をカバーし、80286を使用したパーソナルコンピュータとしては、当時最も洗練された設計を持つ機種であった。
:それはMZとして新規開発された独自性も持つものではあったが、その側面は広告や、雑誌記事などで周知されることは無く、後述の広告で前面に押し出された内容をもって受け止められ、従来のユーザもまたXシリーズを始めとする別機種へ移行していくことになる。
*書院、98エミュレータの同梱。
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:MZ-2800モードで利用しない8bit側の拡張I/Oスロット等はオプションになっている。
:また、アルゴマークは従来の赤からオレンジになった。
==ハードウェア==
*モードの切り替えはフロントパネルに設置されたスイッチによって行われる。
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