「軍事用ロボット」の版間の差分

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アメリカ軍では無人機の操縦者のうち7人に1人は民間人([[民間軍事会社]])だが、アメリカ軍の交戦規定により攻撃は軍人が担当している<ref name="uav02"/>。
 
=== 倫理的な問題 ===
使用者ではなく、軍事用ロボットを運用する事自体の倫理的な問題点も考慮されうる。無人兵器を大量に保有する国が、保有しない国に対して一方的に人的被害を与えると言う格差が問題となるのである。
古来より戦争は人と人が行うべきと言う考え方が存在し、ともすれば戦法の移り変わりや飛び道具の発達に際して、旧来の兵科の兵などより、卑怯者等と言った謗りを受ける事があった。その上で、身を危険に晒さずに相手を殺傷する行為は卑怯なのではないかと言う心情が、主に被攻撃側に発生する。それは過剰な威力の兵器による敵兵への殺傷と同様に、非人道的兵器の使用を禁じた国際条約ないしその条約の精神に反する恐れがあると言う事である。
しかし同時にそう言った条約やその運用が形骸化・有名無実化している事と、恣意的に湾曲されうるものである事も見逃せない。現在、戦争犯罪として民間人に対する一方的な虐殺は禁止ないし国際的な阻止行動の対象とする措置が取られているが、敵軍兵ないしテロリストや犯罪者等に対して、過剰な戦力差によって一方的に攻撃を加える事については問題があるとは見なされていない。しかし倫理的問題の是非と国際法や国連の決議等は同一ではなく、一般に現段階において大国のエゴを実行力を持って律せられるさらに上位の法規などは存在しない。すなわち、それがいかなる法にも抵触しない事と倫理的に非難されうる余地がある事とは別問題である。
これらの動きを鑑みて、軍事用ロボットを単なる兵器の進化と見るか、先進国による自国にのみ有利な形への戦争形態の誘導と見るかは意見が分かれるが、現状ではこうした問題点が広く世間で認識されているとは言いがたい。
 
 
=== 将来 ===