「阿寺断層」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Mtnk (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
編集の要約なし
13行目:
 
過去の活動時期から、下呂市の北部に南北に位置する北部と、下呂市から中津川市北東部にかけて、北西から南東方向に延びる南部に区分される。北部は、平均活動間隔は1,800~2,500年、最新活動時期は3,400~3,000年前と推測されている。南部は、平均活動間隔は約1700年、最新活動時期は[[1586年]]([[天正]]13年)の[[天正大地震]]であったと推測されている。北部は[[マグニチュード|M]]6.8程度の地震が推測され、30年以内の発生確率は11%。南部はM7.8程度の地震が推測され、30年以内の発生確率は、ほぼ0%と推測されている。
 
しかしながら、[[2011年]][[9月9日]]に日本政府の[[地震調査委員会]]が見解を発表し、2011年の[[東北地方太平洋沖地震]]の影響により、阿寺断層北部([[萩原断層]])付近にて地震発生確率が高まった可能性があることが指摘された<ref>[http://sankei.jp.msn.com/science/news/110910/scn11091006530000-n1.htm 岐阜・阿寺断層帯で地震発生確率上昇 東日本大震災の影響で] 産経新聞 2011年9月10日閲覧</ref>。
 
== 過去の地震活動 ==
1586年(天正13年)の天正大地震が阿寺断層北部が震源と推測されている。この地震で[[飛騨国]][[帰雲城]]は[[帰雲山]]の山崩れによって埋没、城主[[内ヶ島氏理]]とその一族は全員死亡し、内ヶ島氏は滅亡している。また、周辺の集落数百戸も同時に埋没の被害に遭っている。
 
また、[[恵那市]][[上村川 (矢作川水系)|上村川]]上流域ではほぼ同年代に山体崩落があり、川を堰き止めて湖ができたことが分かっており、本断層の活動との関係が示唆されている。
 
== 脚註 ==
{{Reflist}}
 
==関連項目==
* [[日本の断層一覧]]
* [[天正大地震]]
* [[阿寺山地]]
* [[坂下駅]](坂下駅の東にあるトンネルが、断層崖をくぐる)
* [[根尾谷断層]](岐阜県の活動度A級の活断層)
* [[跡津川断層]](岐阜県の活動度A級の活断層)
 
{{DEFAULTSORT:あてらたんそう}}