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'''マグヌス・リンドベルイ'''(Magnus Lindberg,[[1958年]][[6月27日]] - ,発音はマニュス・リンドベリと聞き取られることが多い)は[[フィンランド]]の[[現代音楽]]の[[作曲家]]、[[ピアニスト]]。現代音楽の振興と宣伝を目的としたグループ「耳を開け! Korvat auki!」のメンバーとして活躍。彼のほか、[[カイヤ・
== 作風 ==
1980年代に[[エレクトロニクス]]の経験を経た後才能が爆発的に開花し、[[倍音]]成分を計算しつくした[[ソフトウェア]]の開発とともにフィンランドの
スペクトル楽派の流行が終わると、「クラリネット五重奏曲」以後は古典音楽からの影響が顕著となり、遂には「ネオ・シベリウス楽派」などと称されるような流麗な書法に変化した。「クラリネット協奏曲」、「ピアノ協奏曲」、「オーケストラのための協奏曲」などはそうした書法で書かれている。だが、彼本人は「現代音楽の凶暴なノイズ性は大好きであり、たとえ自作がクラシックに傾斜しようともそのようなセンスは内包されているはずだ」と強調している。「20世紀的観点の現代音楽の作曲家」的な視点が、ともすると前時代的な印象も与える今、現在の彼の方向性は、[[エサ=ペッカ・サロネン|サロネン]]、[[ヨウニ・カイパイネン|カイパイネン]]、[[ジョン・アダムス]]、[[スティーヴ・ライヒ|ライヒ]]、等の方向性と共に注目されていると言える。
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