「付随音楽」の版間の差分

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'''付随音楽'''(ふずいおんがく)は[[演劇]]、[[テレビ番組]]、[[ラジオ番組]]などで使用するために作られた音楽である。'''劇付随音楽'''、'''劇音楽'''、'''付帯音楽'''(ふたいおんがく)ともいう。この用語は[[映画]]にはほとんど用いられず、代わりに「[[映画音楽]]」や「[[サウンドトラック]]」が用いられる。
 
付随音楽は[[バックグラウンドミュージック]]であることが多く、行動に雰囲気を加える。また、[[序曲]]や場面が変わる間に演奏される音楽など、観衆・視聴者の関心を向けさせる楽曲も含まれる。演劇においては音楽家が舞台上で演奏することを求められるものもある。
 
付随音楽の使用は少なくとも[[ギリシア文学|ギリシア戯曲]]までさかのぼる。多くの[[クラシック音楽]]の作曲家が様々な演劇のために付随音楽を作曲している。有名な例としては[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の『[[エグモント (劇音楽)|エグモント]]』、[[フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]]の『[[夏の夜の夢 (メンデルスゾーン)|夏の夜の夢]]』、[[エドヴァルド・グリーグ|グリーグ]]の『[[ペール・ギュント (グリーグ)|ペール・ギュント]]』がある。劇とは関係なくこれらの音楽の一部だけを演奏会で採り上げることも多い。
 
また、劇と付随音楽のみを全曲演奏するのは有名なものでも稀であり、作曲者自身や、時には他ため作曲家はこれらや指揮者などが、主要曲抜粋し、しばしば楽曲構成や楽器編成を変更して(独唱や合唱、特殊な楽器を省く)して、演奏会用の[[組曲化する]]を編むことが多い。
 
== 主な作曲者と主要作品 ==
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*[[リヒャルト・シュトラウス|R・シュトラウス]] - 『[[町人貴族 (リヒャルト・シュトラウス)|町人貴族]]』
*[[アレクサンドル・グラズノフ|グラズノフ]] - 『ユダヤの王』
*[[ジャン・シベリウス|シベリウス]] - 『[[ペレアスとメリザンド (シベリウス)|ペレアスとメリザンド]]』、『クリスティアン2世』、『ベルシャザールの饗宴』、『[[クオレマ]]』、『[[テンペスト (シェイクスピア)|テンペスト]]』
*[[カール・ニールセン|ニールセン]] - 『[[アラジン (ニールセン)|アラディン]]』
*[[ベンジャミン・ブリテン|ブリテン]] - 『F6登攀』、『双頭の鷲』