「オーストラリアの競馬」の版間の差分

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== 特徴 ==
*[[馬齢]]に関する更新日が[[8月1日]]であることから、8月1日から[[7月31日]]までが1つのシーズンとされる。
*国内に300([[繋駕速歩競走]]専用競馬場を含む)を超える競馬施行体が存在し、州ごとに競馬施行に関する法律が異なる。競馬開催の規模も競馬場毎に異なり、国際的な格式を持つ大レースを行う大型の競馬場からいわゆるローカルな「草競馬」的なものまで多岐にわたる。
 
*国内に300([[繋駕速歩競走]]専用競馬場を含む)を超える競馬施行体が存在し、州ごとに競馬施行に関する法律が異なる。
 
*平地競走とともに、速歩競走も盛んである。一方、障害競走は衰退しており、ヴィクトリア州の一部競馬場でのみ行われているが、廃止論が度々浮上している。
 
*競馬開催に関する全国規模の組織として[[オーストラリア競馬評議会]]があり、各州の競馬施行規程の共通ルールであるオーストラリア競馬施行規程の制定を行っている。
*[[厩舎]]制度はほとんどの地域で競馬場外に厩舎を設置する外厩式が基本。競馬関係のライセンスについては日本や欧米よりも取得が容易で、大規模な厩舎では自前でトレーニングセンター的な設備を構えるものもある一方で、個人経営や家族経営で地元の競馬場や調教用トラックに馬を持ち込んで育成する様な小厩舎も多数存在する。
 
*騎手は民間の養成所が全国に存在しており、専業騎手も数多いが、小規模な家族経営の厩舎では騎手ライセンスを取得している家族が騎乗する事も見られる。また、副業禁止規定が無いため、様々な副業で生活資金や活動資金を確保しながら騎手としての活動を続ける者も多い。
*騎手などのライセンスについては、国籍にまつわる制限も比較的緩いことから、日本で[[競馬学校]]や[[地方競馬教養センター]]の騎手養成課程に入ることができなかった日本人にとっては、オーストラリアの騎手養成所は騎手になるために残された数少ないルートの1つになっており、オーストラリアで騎手養成を受けライセンスを取得した日本人騎手も存在する。
*サラブレッドの生産頭数は約1万7000頭でアメリカに次いで世界第2位。そのうち約4割が[[ニューサウスウェールズ州]]で生産されている。
 
*[[1990年代]]以降は[[北半球]]と[[南半球]]の季節差を利用して、[[ヨーロッパ]]や[[日本]]から多数の[[種牡馬#シャトル種牡馬|シャトル種牡馬]]を受け入れている。
 
*競馬に関する[[ギャンブル|賭け]]は、競馬場内においては[[パリミュチュエル方式]]と[[ブックメーカー方式]]ともに合法で、競馬場外ではパリミュチュエル方式のみ合法。また、場内でパリミュチュエル方式の馬券を発売する組織は、全国の競馬場ともに共通である。
 
*競馬や[[ドッグレース]]を専門に取り扱う日刊紙が発行されているほか、一般紙も競馬等の記事が充実している。また、[[ラジオ]]放送では、競馬実況を専門に取り扱う放送局が存在する。