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[[ファイル:Tomb of Otimusha 01.jpg|thumb|200px|right|兵庫県たつの市新宮町牧にある香山城落武者の墓]]
'''落武者'''(おちむしゃ)とは、戦乱において敗者として生き延び、逃亡する[[武士]]のこと。落ち延びた先の山間部などに集落を作った例もある。[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]における落武者は、[[首|首級]]に対する[[恩賞]]や所持品を狙う[[農民]]による'''落武者狩り'''の対象とされた<ref>戦国期の畿内周辺では、「落武者襲撃慣行」が出されており、土民百姓の落武者狩りは公認されてい。参考・[[今谷明]]著 『戦国の世』日本の歴史[5] [[岩波ジュニア新書]] 2000年 ISBN 4-00-500335-4 p.153より。</ref>
 
'''落ち武者は薄の穂にも怖ず'''という慣用句は怖いと思うと何にでも恐怖を感じるという意味である。
 
岐阜県や長野県では落ち武者の事を「だいこう」と呼ぶ地域もある。 これは「だいゅう([[大夫]])」が訛ったものだという説が最も有力視されている。また関西の一部地域では「おちぷはあ」と呼ばれていたが、現在ではほとんどそう呼ぶことはなくなった(差別用語とされる声があるため)。
 
現代においては、政治などで[[選挙]]を[[戦]]と例え、それに負けた立候補者を落ち武者と呼び、その候補者が選挙期間中に[[選挙違反|不正行為]]を働いていたりして後日、[[検挙]]される場合を「落武者狩り」と呼ぶ人もいる。また、頭頂部のみ禿げていて、両サイドの髪を伸ばしている人の事を落ち武者と呼ぶ事もある。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==