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[[Image:Sirte.jpg|thumb|right|300px|スルト]]
'''スルト'''(Sirt、'''シルト'''、'''シルテ'''とも)は、[[リビア]]の都市。人口135,451人([[2009年]])。[[シドラ湾]]沿岸に位置し、[[トリポリタニア]]東端の都市である。スルト県の県都。[[トリポリ]]と[[ベンガジ]]を結ぶ幹線沿いに位置し、さらにここから[[フェザーン]]の中心都市である[[セブハー]]への道路も分岐する要衝である。
[[1942年]]に[[ムアンマル・カダッザーフィー]]大佐がここで生まれた。
カダッザーフィーが[[1969年]]のリビア革命クーデターにより権力を握ると、カダッザーフィーは自らの親族や同じ出身部族のカッザーファ部族から積極的に登用を行ったため、スルトはカダッザーフィー政権の強固な支持基盤となった。カダッザーフィーの根拠地であると同時にトリポリタニアに属するとはいえ中心からは遠く離れており、リビアを構成するトリポリタニア・[[キレナイカ]]・フェザーンの三地方からほぼ等距離にあるため、テント型の巨大な国際会議場ワガドゥグー・コンベンションセンターが建設され、行政機関や全国人民会議など等がこの町に移されるようになった。[[2007年]]10月には[[ダルフール紛争]]の講和会議がスルトで開催された<ref>[http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7064684.stm "Sudan calls Darfur truce at talks"], BBC News, 27 October 2007</ref>。
[[2011年リビア騒乱]]においては、スルトはカダッザーフィー支持の姿勢を打ち出し、反カダフィ暴動市民蜂起は起こっていない<ref>BBC News (24 February 2011) [http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-12570279 "Libya protests: 'Gaddafi says Bin Laden to blame'"]</ref>。首都トリポリ陥落後も、スルトでは勝利した反カダッザーフィ側ー派への抵抗が続いている。
==脚注==
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