「紀末成」の版間の差分

[[弘仁]]元年（[[810年]]）[[従五位|従五位下]]に叙せられる。のち、[[伊予国|伊予]][[国司|介]]・[[出雲国|出雲]]守・[[常陸国|常陸]]守・[[大和国|大和]]守・[[加賀国|加賀]]守・[[越前国|越前]]守と地方官を歴任し、任務を首尾良く務め上げたとして知られたする。しかし越前守在任中には、一方でそ同国の名声[[加賀郡 (加賀国)|加賀郡]]には実が伴っついてお[[国府]]からず、遠く往還に不便で[[郡司]]や[[郷長き]]が不法を絶ち働いて短きを以て継ぐも民が訴えることいったやり方がで辻褄合わせをきずに逃散するような所、国司の巡検があった困難との理由を上げ、建国の提案を行っていう<ref>『る。これを受けて弘仁14年（[[日本後紀823年]]』天長2年12）3月4日条</ref>に[[太政官]]は符を下して越前国のうち加賀郡・[[江沼郡]]の二郡を分割して[[加賀国]]を建てて[[中国]]とした。なお、この間に弘仁10年（[[819年]]）従五位上に昇叙されるなど累進し、[[天長]]元年（[[824年]]）には[[従四位|従四位上]]に至った。