「必殺まっしぐら!」の版間の差分

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毎回の話で起こる秀の危機的状況を明確にさせ、また毎回、ある程度の額の仕事料が、秀の懐に納めても不自然では無いという意図から、本作は久々に第1作『[[必殺仕掛人]]』に端を発した元締システムを導入。これにより、歴代『仕事人』シリーズで、定番と化した、毎回の事件の被害に巻き込まれて死亡する依頼人と、仕事人たちのやりとりを展開する必要性が無くなり、最初から仕事の依頼の行動目的が秀に課せられた分、劇中の大半の時間を自由に使えるという新機軸を本作は取ったのである。
 
しかし、当初はその斬新な制作意図が、当時の視聴者には受け入れがたく、当時のマスコミでは「ファミコン必殺」と揶揄された。チーフプロデューサーの[[山内久司]]のエッセイ本「テレビ必殺! 仕事人」の中で、最終回の対決シーンの撮影が、スーパーマリオのクッパ大王のゲームシーンを彷彿していた内容だったことで、スタッフがあきれてしまい「これで、必殺は終わったな」と落胆していたことが書かれている。
 
本作のキャスティングとしては、まずシリーズ初登場として、第17作『[[新・必殺仕事人]]』第6話では被害者役として、第21作『[[必殺仕事人IV]]』第11話には主水グループを乗っ取ろうとする敵の女仕事人役を演じた、[[秋野暢子]]が正道仕事人として出演。
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=== 仕事人 ===
; 秀
: [[中村主水]]との付き合いが長い、天涯孤独の飾り職人。以前、映画『[[必殺! III 裏か表か]]』で、江戸に帰郷し、真砂屋一味を相手に主水たちと死闘を演じている。本作において、ことの後に江戸に戻ってきた模様(『裏か表か』の直後、江戸を離れていたと思われる)。本作では神楽坂宗右衛門の指示の下、裏稼業に復帰。吉原の湯女見習い・若紫を身請けする金を作るため、日本全国を廻った仕事に挑む。
: [[飾り職人の秀]]の項も参照。
; 高天原綾麻呂
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: 東吉の情婦。矢場の商売を営む。隠し事が多い東吉に対して、口うるさい。
; 向島仁十郎
: 宗右衛門と対立する、裏稼業組織の大元締。配下の外道仕事人たちに、秀を執拗に狙うように命令する。最終話で、鉄砲洲の決戦において、さぶを人質におびき寄せたが、秀に仕留められる。死の間際に、宗右衛門の陰謀とその真相を、秀に伝えた。
; 神楽坂宗右衛門
: 表向きはさぶが手伝いで働いている、そば屋の店主だが、その正体は裏稼業組織の大元締。仁十郎とは対立しており、常に、勢力争いの状態にある。