「奥日光」の版間の差分

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奥日光の気候は、冬季に少雨で夏季に多雨となる典型的な[[太平洋側気候]]であり、[[ケッペンの気候区分]]では[[亜寒帯冬季少雨気候]](冬少雨で夏多雨)に該当する<ref>奥日光の月別降水量を比較した時、最多月である8月の降水量393.9mmであり、これは最少月である12月の降水量36.0mmの10倍より多い値であることから、奥日光は[[ケッペンの気候区分]]でいうと[[亜寒帯湿潤気候]](冬季湿潤)ではなく[[亜寒帯冬季少雨気候]](冬季乾燥)に該当する。</ref>。
 
[[奥日光]]([[中禅寺湖]]畔)は、[[富士山]](静岡・山梨)、[[伊吹山]](滋賀)、[[草津町|草津町(群馬)]]、[[嬬恋村|嬬恋村田代(群馬)]]とならび、本州では5地点のみである標高1,000mを超える高地に[[気象庁]]が測候所を設置し気温を継続観測している稀有な地点である<ref>奥日光測候所は標高約1,300m、富士山測候所([[静岡県]]、[[山梨県]])は標高約3,775m、伊吹山測候所([[滋賀県]])は標高約1,300m、草津測候所([[群馬県]])は標高約1,220m、田代測候所(群馬県)は標高1,230mである。しかしながら、奥日光測候所は湖畔に位置するため、放射冷却が起こりにくく冷え込みは周囲よりも穏やかであり、放射冷却が起きやすい戦場ヶ原では氷点下20度以下になるなど、より寒さは厳しい。</ref>。[[気象庁]]奥日光測候所の2月の平均最低気温は約-8.0度程度であり、伊吹山や草津、田代とほぼ同等(2月の平均気温は伊吹山が約1.0度低い約-5.0度)、富士山の約-22.0度より暖かい。夏季は年間の降水量が集中し、5 - 10月の降水量1,584.4mmは年間降水量2,102.9mmの約4分の3に達し、この夏季の降雨が奥日光の豊かな植生を育んでいる。奥日光は高地であるため夏は冷涼で湿潤するが、冬は最低気温が氷点下15度程度まで下がるなど寒冷で降雨も少なく乾燥し日較差も大きく風も強いなど、居住するには厳しい環境となるため常住する住民は殆どおらず、平成14年度の住民基本台帳によると奥日光の人口は900人弱で、これは現在の日光市の人口約9万人の1%にも満たない。
 
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