「NWA世界ヘビー級王座」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
22行目:
その後、新NWAはこの世界王座を正当化させるために[[フランク・ゴッチ]]を初代王者とし、2代目以降は適当に過去の団体の王者をつぎはぎした。そしてルー・テーズは第38代王者として認定を受けた。以後はここからNWA世界王者の代数をカウントしていくこととなる<ref>現在NWA公式ホームページではオーヴィル・ブラウンを初代王者としている。</ref>。
 
NWA世界ヘビー級王座は、[[ルー・テーズ]]や[[ジン・キニスキー]]、[[ドリー・ファンク・ジュニア]]、[[ハーリー・レイス]]などの実力あるレスラーたちの功績により、1980年代前半まで世界最高峰のベルトとして広く認知されるに至った。このタイトルを手にした者は全米各地(時には日本を初めとする海外)のNWA会員のプロモーターのテリトリーを転戦し、その地区のローカルチャンピオンと防衛戦を行わなければならず、かなりの体力と精神力が要求された。このように、地元のスターレスラーと防衛戦を行う仕組みになっているだしNWA王者には[[ヒール (プロレス)|ヒール]](悪役)が多い。NWA王座は反則勝ち/負けでは移動せず、またオーバー・ザ・トップロープは反則というルールが存在したため、王者はそれ巧みに利用してベルトの防衛を行うこともできた。
 
NWA王者は各地のスターレスラーと防衛戦を行う仕組みになっているため、実力差を見せつけるような試合はせず、苦戦しながらの幸勝や引き分け・反則負けなどで防衛を重ねていく。そこで、インサイドワークに長けたテクニシャンタイプが多く、反則防衛を多用する[[ヒール (プロレス)|ヒール]](悪役)タイプのレスラーも少なくない。
 
NWA世界ヘビーの銘を冠するベルトを獲得した日本人レスラーはこれまでに何人もいるが、NWA黄金期にこのタイトルを獲得したレスラーは、[[ジャイアント馬場]](3度獲得)ただ一人である。ただし、いずれも戴冠期間は1週間以内で、NWA王者([[ジャック・ブリスコ]]、ハーリー・レイス)の来日期間中に一時的に王座を貸与されていたものであり、いずれも前王者との再戦でベルトを奪還されている。