「農業革命」の版間の差分

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== 概要 ==
農業革命にて導入された輪作は特に[[ノーフォーク農法]]の名で知られる[[輪栽式農業]]が有名だが、軽土質地域以外では牧草栽培期間を長くした改良穀草式農法が採用された。どちらも[[コムギ|小麦]]の他に、[[クローバー]]、サインフォイン、ライグラスなどの地力を回復させる性質を持った栽培牧草と家畜飼料となる[[カブ]]、[[ジャガイモ]]などを生産した。[[中世]]以来の三圃制では牧草の問題から一年を通じて家畜を飼育することは難しく、冬を前に[[屠殺]]し保存食料へと加工する必要があったが、カブなどの栽培によって冬期の飼料問題に制約されることなく、家畜を一年中飼育することが可能となった。冬期以外は牧草栽培地にて放牧を行い、家畜由来の肥料で地力の回復を図り、牧草の枯渇する冬期はカブなどを家畜に与えた。また、三圃制ではどうしても土地を休ませる必要が生じたが、輪栽式農法にせよ、改良穀草式農法にせよ、栽培牧草と放牧の相乗効果により、穀物、カブ、牧草と連続して土地を利用することが可能であった。このような新農法を行うためにはより集約された労働と広い耕作単位が必要であったため、従来の開放耕地と混在地制を排し、効率的な農地利用を行う囲い込みが進められた。
 
== 産業革命への影響 ==